世の中の景気がむちゃくちゃ悪くなって、環境破壊も進み、
これからの生活に不安を抱えている人も多いことでしょう。
不透明の時代、不確実な時代、社会不安の時代です。

私たちは多くの病気を抱えています。

健康な時はそれに気がつきませんが、具合が悪くなってみると
初めて、あるいは改めて健康のありがたみに気がつくです。

ケガであれば回復するのを待っているのも良いですが、
精神的なダメージの場合は放っておいても回復することがなく、
一生悩まされ続けたり、悪化したりする場合もあります。

こういった精神的な問題や病気に対しては
専門家による治療が必要です。


近年、多くの人が抱えている病気に
「社会不安」というものがあります。

社会不安というのは単なる言葉ではなく、
病気を表す用語なのです。

社会不安とはアメリカ精神医学会では
社会不安障害(SAD)と言われ、
日本では一般に、あがり症として認知されています。

あがるというのは誰にもあることなので、
一般的な「あがり症」ならそれほど問題はありませんが、
ひどくなってくると精神的に参ってしまったり、
ふるえや吐き気、頭痛など身体的な症状が現れることもあります。

「あがる」というのは珍しい現象ではなく、
人前でスピーチしたり、会議で発表したりする時には
誰しも緊張するものです。

しかし社会不安の場合、会議やスピーチのある何週間も前から
不安になり、食事がとれなくなったりするのです。
ひどい場合には対人恐怖症などと呼ばれます。

あるいは、普段何気ない生活の中でも、
友達と話をするのでさえ面倒になったり、
知らないうちに人のいないところへ行ってしまうなどという場合も
この社会不安の一種と考えられます。

10代の思春期の頃は、社会不安になる時期だとも言われますし、
30~40代となって管理職に就いたときなども
人前で話す機会が増えたことで発症する人もいます。
職場でのセクハラやパワハラなどの差別が社会不安を
助長しているともいえます。

社会不安は病気明らかに病気ですが、
なかなか病気だとは思われず、
本人も精神的な弱さだと思いこんで我慢し、
周囲も比較的冷淡なために、
専門家に相談することもできずに一人で悩んでしまったりします。

社会不安障害は格差社会が生んだ病気だともいえます。
強い者と弱い者。失敗や間違いを許さない風潮。

社会不安症とも言われる社会不安は、病院で治療を
受けるべきなのです。一般には精神科でカウンセリングを
受けることから始めるのが良いと思います。



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